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2024.10.04

矯正治療中の食事はどうしたらいい?

矯正治療中の食事はどうしたらいい?

こんにちは。

プラム荻窪矯正歯科です。

食事は毎日のこと。矯正治療中であっても、食事をしますよね。

矯正治療中の食事はどんなことに気を付けるの?

今日は、そんな、矯正治療中の食事についてお話します。

 

目次

1.矯正治療中の食事、どうする?

2.矯正治療中に避けたほうが良い食べ物は?

3.食べ方のコツは?

4.まとめ

     

    1.矯正治療中の食事、どうする?

    矯正治療は、病気の治療ではありません。根本的には、「食べてはいけないもの」というものはありません。

    ただ、治療を続けていくうえで、こんなことに気を付けていただけたら…という観点で、お話したいと思います。

    ブラケット矯正
    ワイヤーとブラケットが歯の表面や裏側につくブラケット矯正ですが、矯正開始直後や、調整したての時期は痛みや違和感を感じます。

    ≪注意点≫

    ①装置装着直後・調整後すぐは、柔らかい食べ物にする。

    ②硬いものを噛むと装置が外れる恐れがあるので避ける。または、食べ方に気を付ける。

    ③装置に絡まる・くっつくものは避ける。

    ④食事のあとはできるだけ早く歯みがきをして口腔内を清潔に保つ。

     

    マウスピース型矯正
    マウスピース型矯正は食事の際に取りはずすことができるので、食べ物が矯正装置に絡まるなどの心配をする必要はありません。

    ≪注意点≫

    ①食事の際には可能な限りマウスピースを外す。

    ②装着時は水以外の飲み物はできるだけ避ける。

     お茶・コーヒー・ワインは着色の原因に、清涼飲料水・甘い飲み物・酸味のある無糖のレモンティーなどは虫歯や脱灰(歯の表面が溶けること)

     の原因になることがあります。

     着色に関しては、気にしないという方もいらっしゃると思いますので、それほど神経質になることはありませんが、やはり「甘いもの」は避けることをお勧めします。

    熱すぎる飲み物は、装置が変形する恐れがあるので、装着時は避ける。(口の中がやけどしないくらいの温度なら大丈夫です)

    ④食事後、マウスピースを付ける前にはすみやかに歯みがき・できないときはマウスウォッシュなどをして口腔内を清潔に保つ。

     

    2.矯正治療中に避けたほうが良い食べ物は?

    〇硬いもの

    矯正装置が外れる、噛みしめるときに痛い、といった理由から、硬いものはできるだけ避けたいところです。

    【例】ナッツ・せんべい・スルメイカ・りんご・とうろもこし・ステーキ・たこ・棒状のかたいアイスや冷えたチョコ など前歯でかじり取るような食べ物・食べ方

    しかし、これらの食べ物も、小さく切る・浸す・割る などの調理方法や口に運ぶ際の工夫によって食べることができます。できるだけ小さくしてからお口に入れ、ゆっくり噛むようにしてください。硬い食べ物やかみ切りにくい食べ物は、食べる前に小さく切っておくことで、装置が外れるリスクを軽減することができます。

     

     

    〇粘着性のもの

    矯正装置にくっつき、外れたりするトラブルの原因になります。

    【例】ソフトキャンディー(ハイチュウなど)・キャラメル・ガム・お餅 など

    マウスピース型矯正の患者様は矯正装置を取りはずした後で食べることは可能ですが、ブラケット矯正の患者様は、できるだけ避けるか小さく切ってから召し上がるようにしてください。

     

    〇着色性のあるもの

    矯正装置への着直が気になる方は、矯正期間中はできるだけさけた方がいい飲食物かもしれません。

    【例】カレー・コーヒー・チョコレート・赤ワイン など

    しかし、矯正治療の進みには問題はないので、着色が気にならない方は召し上がっていただいて構いません。

    当院では着色しにくいセラミック製のブラケットを使用しています。ゴムのチェーンなどは毎回の診察時に新品のものに変えます。

     

    〇線維性の多いもの

    意外なものとしては、線維性の多い食べ物です。これも、マウスピース型矯正の方よりも、ブラケット矯正の方に気を付けていただきたいことです。

    【例】ネギ・ニラ・水菜・エノキ・お肉やお刺身の筋の多いもの など

    装置に絡まると意外と取りにくく、むやみに取ろうとすると装置が外れてしまうこともあります。

    食事の際には細かく切って食べることをお勧めします。

     

    3.食べ方のコツは?

    少しずつ食べる

    柔らかい食べ物であっても、頬張って食べないように気を付けましょう。少しずつ良く噛んで食べてください。特に矯正治療開始直後は食べづらさや噛みづらさを感じることが多いですが、少しずつ食べることで慣れてきます。

    小さく切って食べる

    前歯でしっかりと嚙み切って奥歯で何度もすりつぶさなければならないような食べ物は、あらかじめ細かく切っておくとよいです。最小限の咀嚼運動で飲み込めるため。噛んだ時の痛みや装置が外れたりするトラブルを防ぎやすくなります。

    奥歯で噛むようにする

    前歯で食べ物をかみ砕いてしまうと前歯と装置の間に食べかすが残りやすくなってしまいます。食事中に気になってしまったり、見た目にも影響があることからなるべく奥歯で噛むように習慣をつけましょう。

    こまめに飲み物をのむ

    食事中はこまめに飲み物を飲みましょう。飲み物が口腔内や歯とブラケットの間に入った食べかすを洗い流してくれます。

    4.まとめ

    いかかでしたでしょうか。

    食べてはいけない、ではなく、調理法・食べ方や食べるものに気を付けて、矯正治療中ならではの食事も楽しんでいただくことができたらうれしいです。

    矯正治療をスタートさせて間もないころや、口内炎ができてしまった時などには、痛みを感じることがあります。

    痛みを感じにくくするために、なるべく柔らかい食べ物、刺激の少ない食べ物、小さく切った食べ物を上手にメニューに取り入れてください。

    口内炎もできやすくなるので、ビタミンを積極的に取ることもおすすめです。

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