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2024.08.10

矯正治療の開始時期は?遅すぎることはある?

矯正治療の開始時期に遅すぎることはある?

こんにちは。

プラム荻窪矯正歯科です。

突然ですが、矯正治療の開始時期にリミットがあると思われますか?

今日はそんな疑問にお答えしたいと思います。

 

目次

1.矯正治療は何歳まで?

2.どんな治療法があるの?

3.メリットとリスク

4.費用や、期間はどれくらい?

5.まとめ

     

    1.矯正治療は何歳まで?

    ずばり、矯正治療に年齢的リミットはありません。

    このブログを読んでくださっている方の中には、「矯正するなら若いほうがいい。」とか「高齢になると矯正はできない」、中には、「仕事や子育てを優先していたら時期を逃したかも・・・」という方も多いのではないでしょうか?

    詳しく検査をした結果、歯の状態、歯の周りの骨の状態が健康であれば、40代、50代と、歯を矯正治療することは可能です。

    2.どんな治療法があるの?

    マウススピース型矯正装置はもちろん、表側ワイヤー矯正、舌側ワイヤー矯正が可能です。表側の矯正装置でも、審美的ブラケットとホワイトワイヤーの組み合わせを用いれば、矯正装置は目立ちません。

    ワイヤー矯正

    3.メリットとリスク

    最大のメリットは、口元のお悩みから解消されることです!

    ご自身の口元にコンプレックスを取り除き、笑顔に自信が持てるようになります。

    また、ガタガタの歯並びでは、ご自身のセルフケアメンテナンスにも限界があります。矯正治療をして歯並びを整えることで虫歯や歯周病のケアもしやすくなります。

    そして、口腔内の衛生を保つことは全身の健康へとつながります。

    近年、歯周病菌とアルツハイマー型認知症、糖尿病との関係性が報告されています。歯科医院での専門的なケアも必要ですが、ご自身での毎日のケアが重要です。毎日のことだからこそ、ケアをしやすくして、健康維持に役立てるお手伝いをさせていただけたらと思います。

    このようなメリットがある反面、残念ながらリスクやデメリットもあります。

    重度の歯周病がある場合には、矯正治療ができない場合もあります。

    歯周病は歯の周りの骨が溶けたり、歯茎が腫れてしまう病気です。

    矯正治療は、この歯の周りの骨や歯茎と密接な関係にあります。(歯周組織と歯の動きについてはこちら(いずれ記事を書こうと思ってます))そのため、歯周病の進行状況によっては矯正治療を開始できない場合があります。

    歯周病の進行はご自身の自覚がないまま進行していることが多く、中には矯正治療前の検査で初めてお知りになる方も多くいらっしゃいます。

    なんと、日本人の45歳以上では約過半数の方が歯周病であると厚生労働省からも発表されています。

    歯周病をお持ちの方が一概に矯正治療ができないわけではありませんが、精密な検査が必要となります。

    また、加齢変化に伴って歯茎が下がってきた…と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

    矯正治療を行うことにより歯が動き、きれいな歯並びを手に入れていただくことができます。一方、歯周組織の変化が伴いますので、より歯茎が下がって見える、「ブラックトライアングル」が起こることもあります。

    ブラックトライアングルとは、歯と歯の隙間と歯肉に囲まれた部分にできる黒い三角形のことです。(詳しくはこちら

    治療による歯肉退縮やブラックトライアングルのリスクを最小限にとどめるためには、正確な診断と適切な治療計画が必要です。

    4.費用や期間はどれくらい?

    歯列矯正には保険が適応されません。そのため、どのくらいかかるの?とご不安になられる方も多いと思います。

    しかし、当院では治療にかかる費用を最初にすべてご提示しておりますので、安心してお通いいただます。詳細はこちらをご覧ください。

    当院の成人の患者様の治療期間は平均して2~3年ほどです。(治療内容によって異なります。)また、この期間とは別に保定期間が2年ほどあります。保定期間とは新しくきれいになった歯並びを固定させるために保定装置を装着していただく期間です。しかしながら人間の体は経年的な変化が必ず起こります。

    後戻りをしたくないのであれば、毎日でなくても就寝時にリテーナーを装着する習慣はずっと続けていただくことがお勧めです

    (なお当院院長は矯正終了後10年をめでたく?迎えましたが、いまでも夜はリテーナーを付けて寝ています♪)

    5.まとめ

    矯正治療は、健康な歯周組織を有していれば、何歳からでも始めることは可能です。決して遅すぎることはありません。

    あなたに合った治療方針や装置の種類は完全オーダーメイドです。

    ご自身の治療が可能なのか、どんな治療法になるのかは、ぜひ一度ご相談ください。

     

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