悪い歯並びを放っておくとどうなるの?
こんにちは。
荻窪プラム矯正歯科です。
矯正治療を始めてみようと思うきっかけはなんでしょうか。
見た目が悪いから気になるという方、これ以上悪くなりたくないから、など色々あると思います。
悪い歯並びはそのままでいいの?放っておくとどうなるのでしょうか?
今日はそんな疑問にお答えします。
目次
- 1.悪い歯並びはどうして起こるの?
- 2.将来起こる可能性、リスクはあるの?
- 3.子供の悪い歯並びはどうしたらいい?
- 4.矯正治療中に放置するとどうなるの?
- 5.まとめ
1.悪い歯並びはどうして起こるの?
人の歯は、骨と密着してくっついているわけではありません。歯と骨の間には歯根膜腔と呼ばれる隙間があり、歯は骨と歯根膜という繊維性の結合組織でつながれています。
この歯根膜に弾力があり、健康な場合でも毎日0.1~0.2㎜ほど動いています。
ここに、かみ癖や舌圧、口唇圧などの持続的な筋肉の圧力がかかると、少しずつ新しい位置に動いていこうとしていきます。さらに、加齢変化とともに歯周組織も変化したり、歯周病などで歯肉が炎症を起こしているとさらに歯並びが悪くなっていくのです。最近歯並びが悪くなってきた、という自覚が生まれたときには、実はもっと前から少しずつ変化が起こっていたのです。
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2.将来起こる可能性、リスクはあるの?
- 悪い歯並びを放置すると、何か悪い影響があるのでしょうか?
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〇清掃不良
叢生など、重なり合った歯並びは清掃が行き届かずに清掃不良になる可能性があります。
虫歯、歯周病などのリスクが上がります。
〇歯の破折など
悪い歯並びでは、一部の歯がかみ合っていないことも多いため、かみ合っている歯にだけ、大きな負担がかかっているケースが見られます。それにより、歯の破折、被せ物の破折や脱離などが起こる可能性があります。
また、逆に、虫歯や歯周病で一本でも歯を失うと全体のかみ合わせのバランスが崩れていきます。歯のない部分のスペースに向かって隣の歯が倒れ込みはじめ、反対側の歯が伸びてくることで歯並びだけでなく、かみ合わせが変化していきます。
〇よく噛めないので胃腸の負担になりかねない
歯並びによっては、しっかりかみ合っていないために食べものが噛みにくく、よく噛めない状態になっていることがあります。
開咬の場合は、奥歯で嚙んだ時に前歯同士がかみ合わずに上下に隙間が開いてしまうため、前歯で物を噛み切れなくなります。
前歯がでこぼこしている場合でも、食べ物をうまく噛み切れずに飲み込んでしまうため、胃腸の負担が増すことになりかねません。
〇歯並びが悪いというコンプレックスになる
歯並びが悪いことを気にしていると、常に口元を隠して笑ったり、なるべく口を開けないようにしたり、自然に笑えなくなってしまいがちです。
思い切り笑えないというコンプレックスが何年も続くと、精神面で悪い影響がある場合があります。
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3.子供の悪い歯並びはどうしたらいい?
子供の歯並びは、結論から言ってしまうと、顔や骨格と同様に遺伝します。出っ歯、受け口、ガタガタの歯並びなどは、遺伝的要因からも起こることが多いです。
しかし、先述の通り、すべての悪い歯並びが遺伝により起こるわけではありません。
受け口など、永久歯の一部のかみ合わせに問題があったり、埋伏歯などがある場合以外は、永久歯に生え変わるまで様子見をすることはあまり問題ではないと思われます。
見た目が気になっていて、早期から治療を希望したいというのであれば、治療を開始することもあります。しかし、多くのでこぼこ歯並びや出っ歯などは、永久歯列が完成した後からでも矯正治療は可能です。
すべてのお子さんが小児矯正のみで治療を終わるというパターンは、決して多くはありません。治療の意味がないわけではありませんが、その後、本格矯正が必要になることも十分理解したうえで、小児矯正の開始をお考えいただけたらと思います。
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4.矯正治療中に放置するとどうなるの?
- 矯正治療期間中に、治療を放置することは絶対にやめてください。
- 矯正治療は、通常ならかからないはずの力を加えていきます。ですので、一時的に、今までとはかみ合わせが違ったり、隙間が生まれたりすることがあります。
- 治療経過中なのでもちろん改善されていくのですが、定期的なワイヤーの調整や、マウスピースの適正な交換を中断し放置すると、かえって治療前より歯並びが悪くなってしまうことも起こりうるのです。
- また、調整時期になっても受診せずに放置している期間が長くなると、計画した治療期間で治療が終わらず、当初の予定よりも治療期間が長引いてしまう原因にもなります。
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5.まとめ
- 悪い歯並びを放置しておくと、見た目だけではなく歯の機能としての不具合や、そこから体調の変化へと波及してしまう可能性があります。
- 歯並びが気になっている方はそのままにせず、自身の歯並びがどのような状態なのか、ぜひ一度矯正歯科医院でご相談ください。